2010年11月1日月曜日

アントニーさんPart3とPart4

続き。[]内の訳は不安。


Part3

グレッグがたったいま返信をくれた。
この事によって議論の段階は大きく変わる。

これまでのまとめ
忍者が韓国にいった可能性は高く、蓋然性もあったことは皆が認めている。
当時の日本の軍事侵攻には、忍者が付帯していたからだ。

Buffonも、これ以上韓国に忍者が行った可能性について議論しないと言っている。
私たちは忍者が韓国に行ったと結論づけた。

争点は、忍者が朝鮮に留まり、忍術を教え、それが朝鮮忍者まで伝わったかどうかに移行した。

グレッグへ
議論に参加してくれてありがとう。

まず、動画でのレスポンスについて。
お互いが動画で返答しあい、視聴者は私の動画にコメントする。
この形式には同意する。

でも君が指定したアカウントに議論の場を移すことには反対だ。
君にとってよくない証拠が出た際に隠滅してしまえるからね。

次に、動画のタイトルは"Response to Evidence for Ninjutsu in Korea - Part X"
という形にしてもらいたい。
そうすれば視聴者が明確に議論を追跡できるようになる。

歴史的証拠に関する君の意見には反対だ。
君は日本の史料のみで構わないと言っているが、どの国の証拠であっても採用されるべきだ。

[ただし、証拠として提示する史料はいつどこで手に入れたものかを明示してくれ。
証拠の価値を保ち識別するために必要なことだ。
もしある証拠が偽物だと指摘したい場合は、学術的理由を付加えること。]

こんなこと言うのも何だが、グレッグ、私たちは君の間違いを100%証明する必要はない。
この議論のゴールは証明ではなく蓋然性への言及だ。

君は自説を完全には証明できないし、我々も完全には否定出来ない。
可能性がある以上、100%真実か100%嘘かを証明することは不可能だ。

さて今後の議論は、朝鮮忍者の主張の蓋然性を証明することだ。
可能性としてありうるということは皆も理解している。
では「朝鮮に忍術がわたり、朝鮮忍者まで代々受け継がれ、それをいま彼が教えている」
という説の蓋然性について議論しよう。

グレッグへの質問
1. 「君が披露している武術を、君は“忍術”だと認識しているか?」
私は武術は忍術ではないと主張している。

2. 「武術を除いて、君が学んだ忍術のスキルを教えてくれ」
君が、拳法やらテコンドーやらの武術をひっくるめた物を
忍術と認識しているならそれでも構わない。
それらの武術を取り除いたときコアに残る“忍術”のスキルを教えてくれ。
たとえば爆破や錠前外しなどだ。
君が学んだこれらのカリキュラムをリストにしてくれ。

3. 「君の学んだ忍術にはどの程度“オリジナル”が残っていると思うか」
答えづらい質問だと思うが、君の個人的な感想で構わないから答えてくれ。
なぜなら、君の流派には書物がなく口伝のみなので失伝したものもあるだろうし、
また西洋化にともない失われたものも多いはずだからだ。

4. 「君の師匠の写真をもっているか?」
これは個人的な質問だ。君の流派をカテゴライズするのに使いたい。


私が何ものであるかを説明したい。
私は個人的には、初見や玄武館の言うことを信用していないが、
私は朝鮮忍者のアンチでも、現代の忍者と称する人々のアンチでもない。

初見も朝鮮忍者もクリスタ・ジャコブソンも本物である可能性はある。
しかし私は、その証拠を見たことは一度もない。

だからといって否定したいわけではない。むしろ私は証拠を待ち望んでいる。
初見と話したがそれは得られなかった。だから次は君というだけのことだ。

この議論においては、いかなる侮辱的発言もみとめない。
ディーンもブッフォンも大歓迎だ。
崩残は、私にも君にも、誰に対しても攻撃的だから、侮辱発言はすべて削除するよ。

Part4

朝鮮忍者への調査が間違った方向に進んでいる。
議論は次の段階に進んでいるのに、コメント欄は見当はずれな質問をしている。

グレッグの流派の正当性に関する質問は的外れだ。
彼はすでに自分の正当性は証明できないと言っている。
それに彼に適当な流派の名前をでっち上げられたら、君たちはそれを嘘だとは証明できないだろう。

また忍術の源流がだれであるかの議論も的外れだ。
グレッグは、忍術を韓国に伝えたという一人の人物[*註…沙也可]の名をあげているからだ。
1570年代以前の話はこの件には無関係だ。

まさにその人物から、世代をへてグレッグへと忍術が伝承されたかどうかが問題なのだ。
グレッグもこの質問以外には答えないで欲しい。
実際、継承の正当性は証明できないだろう。
どこかへ登録するようなものでは無いからね。

証明すべきは、グレッグが“忍術”を理解しているか、
もし間違っているならその知識はどこで得たものか、
どういった系統の師範から学んだのか、これらの蓋然性だ。

袋小路の議論は必要ない。
もしグレッグが正当な忍術を理解しているなら、簡単に答えがでることだ。

「韓国にもスパイがいた」「忍びがいたのは日本だ」
これらは問題じゃない。
問題は、グレッグが“忍びの術”を知っていることを示せるかどうかだ。

忍びの術には膨大なカリキュラムが存在するから、忍びの子孫であるかどうかは簡単に分かる。

未だに忍者が朝鮮に侵攻したか否かを議論する者たちは、
以下の事実から導かれる“蓋然性”を覆す案を考えたらいい。

・日本は朝鮮に侵攻した。
・忍者が戦いに駆り出されたことを示す史料は多く、日本の歴史授業でも教えられている。
・ノジリ[*誰?]は私に、忍者を用いた戦国大名のリストをくれた。
・徳川には、徳川独自の忍者がいた。
・伊賀の忍術は、伊賀の地のみならず各地に伝えられた。
・あらゆる大名が伊賀者を雇い得たことを、私は史料から知っている。

忍者が韓国に渡った可能性もあるし、蓋然性もある。
グレッグにつながる忍者が、たった一人だけいればいい。

ディーンは興味深い指摘をした。
「私たちはグレッグという“人物”を調査してきた。
 彼が過去についてきた嘘を証明することで、彼が今も嘘を付いている“蓋然性”が高まるのでは?」
グレッグ、ディーンのこのコメントはフェアなものだと君には感じてもらいたい。

[*矛盾か嘘かについての話。よく聞き取れず]

OK。またすぐにお会いしたけれども、みんなは少し落ち着いて待っていてくれ。
グレッグは直ぐに証拠をだすだろうし、我々に検証するチャンスを与えてくれた。
それに、間違いを証明できたら自分のカリキュラムから忍術を外すともいってくれたしね。

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