しかし、その言い訳のいい加減さというのが、また…。
1.動画状況
1.1.チョ忍動画
1.2.前回の動画
2.解説
2.1.マカビシであってるニダ!
チョ忍は、それがどんなに明白なことあっても自分の間違いを認めない。
前回の動画で、マキビシのことをマカビシと発音してしまったことについても、「いや、これで合っているニダ!」と無理を押してくる。
朝鮮忍者「日本ではマキビシと発音するが、朝鮮の間者はマカビシと呼んだニダ」
ねーよ。
チョ忍のその場しのぎの言い訳にはすっかり慣れっこだと高を括っていたのだが、これにはさすがに驚かされた。チョ忍の引き出しの多彩さ、またこんな言い訳が通ると思っている間抜けさを再認識させられた格好だ。
単に「言い間違いでした」と認めてしまえばそれで済む問題だと思うのだが(いや、そもそもその言葉自体を知らないのだから「言い間違い」というのも言い訳なのだが)、自分の間違いを認められないチョ忍は、こんなどうでもいい瑣事にまで拘泥してしまうのだ。
君が間違っているところは、そういうレベルじゃないから。
2.2.お前達はイマジネーションが足りないニダ!
「2本角の菱じゃマキビシにならない」などという疑問を抱くものは、チョ忍からしてみれば「イマジネーションが欠落している」と断定せざるを得ない人物であろう。
「トウビシを割って中身をくりぬき、
角の部分だけを組み合わせて使うニダ!」
角の部分だけを組み合わせて使うニダ!」
写真では分かりづらいが2つ乃至3つの角を、角の向きが90度ずれるようにして固定するのだ。すると・・・。
「どのように投げても、必ず角が上を向く二ダ!」
これらマカビシなるものの角が、どれも大して上を向いていないように見える者は、急いで眼科に向かうように。
仮に角が少しばかり上を向いていたとしても、この構造なら踏んだところで大したダメージにならないと見積もっているなら、それも大きな考え違いだ。
マカビシがマキビシよりも優れている点は、角の中に毒性の粉を詰められる点にあるのだ。敵の足にわずかでも傷を負わせることが出来ればその効果は充分に発揮される。
「マカビシを踏むことで足に刺し傷を負うと同時に
中から散らばった毒を踏みつけることになる二ダ!」
足裏のわずかな傷から入り込んだだけで追跡を断念させるほどに強力で即効性のある毒も、忍者であれば調合可能であったに違いない。
当然この、ウッカリ接種するだけでヤバイことになる猛毒さえも懐に忍ばせて持ち運ぶ勇気も忍者は兼ね備えていなくてはならない。まさに忍耐術なのである。
またマカビシの用途はこれだけに止まらない。
「追い詰められたときは中身を振りまいて
メツビシとしても使えた二ダ!」
イマジネーションあふれる忍者は一つの道具を、多様な目的に使えるように設計するものである。
また、イマジネーションあふれる読者におかれては、「メツビシ」が三菱をパクった韓国メーカーなどではなく、「目潰し」の朝鮮間者的発音であることは当然推測可能だろう。
さらにプラスして、ほんの少しの想像力を働かせれば、こんな道具では風向き次第で自分自身がメツビシされてしまう可能性に気づけただろうと考える。
2.4.ディテールにはこだわる二ダ
なお忍術と現代テクノロジーの融合に積極的な朝鮮忍者は、今回の角の接着にあたり、ホッケーテープ(アイスホッケーのスティックのグリップに巻くテープ)を使用した。
ホッケーテープを使ったのはもちろん簡単のためである。チョ忍の師範からチョ忍が受けたという教えによれば当時の忍者は別のものを使用していたようだ。
「角の接着には当時、米糊と紙を使った二ダ!」
このようなディテールにまでこだわられると、当時日本や朝鮮半島にトウビシが自生していなかった事実を指摘することなどは、単なる揚げ足取りに過ぎず、虚しささえ感じてしまうではないか。[*1]
2.3.ウリは他の忍術団体を貶すつもりは無い二ダ!
朝鮮忍者は、多くの人間がマカビシの存在を知らなかったことに驚きを受けたようだ。
マカビシは“忍者の秘術”の一つであり、どの流派の忍者であっても常識的に知っているべき初歩の初歩だったと思っていたからだ。
とくに“正統”を名乗る忍術団体がマカビシを一切教えていないことに、チョニンは疑問を抱いている。
「もしかして、奴らは“正統な”忍術団体と名乗っているにも関わらず、“マカビシ”のことさえ知らないニカ?」
しかしそんな疑わしい団体に対しても、チョニンは寛容を持って相対する。
「忍者に多くの氏族が存在した二ダ。
氏族ごとに秘伝があり幾つかは未だ伝えられ、幾つかは失伝したニダ。
その数はあまりに多すぎ、どれが嘘でどれが真実かを断言できないニダ」
その数はあまりに多すぎ、どれが嘘でどれが真実かを断言できないニダ」
仮にそれらの忍術団体がマカビシを知らない偽忍者団体だという疑いかあったとしても、真実を断定できない以上、チョニンはそれを偽忍者として攻撃するつもりは無いのだ。
まさに Humble Sensei の名にふさわしい寛容さである!
3.参考文献およびサイト
- …日本や朝鮮半島にトウビシは自生しない
亜熱帯の環境でしか自生できないトウビシ(Trapa Bicornis)は日本朝鮮では育たず、台湾以南でしか栽培されていなかった。
Harufusa NAKANO, "Further Studies on Trapa from Japan and its Adjacent Countries",Shokubutsugaku Zasshi, Vol.77 , No.911(1964), 159-167
* Nut with 2 lateral horns , two transversal ones being obsolete.
** Horns recurved , i. e. bending their apical parts downwards.
2. Trapa bicornis L. f. Type species of all 2-horned Trapa. Hab., China.
Jap. name, Komori-bisi, To-bisi.
** Horns incurved , i. e., bending their apical parts upwards.
*** Epicarp of a nut being purplish colored ..
3. Trapa bicornis L. f. var. bispinosa (Roxb.) Nakano, comb. nov. Syn. T. bispinosa
Rox. Fl. Ind. 1: 428 (1832).
Hab., China, India.
Jap. name, Akami-bisi.
http://www.journalarchive.jst.go.jp/english/jnltoc_en.php?cdjournal=jplantres1887&cdvol=77&noissue=911
http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=jplantres1887&cdvol=77&noissue=911&startpage=159&lang=en&from=jnltoc (PDF)
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